東日本大震災こども未来基金:作文
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第1次選定者の作文 - 5: 「学校で学びたいこと」
(名前のアルファベットは、便宜的なもので、イニシャルなどではありません)

CCさん(宮城県、中2特別支援学級、父をなくす)

 僕の夢は和尚さんになることです。なぜかとゆうと、つなみで行方不明になってしまった父が和尚さんだったからです。僕の父は、時にやさしく、時にきびしい人でした。特にお経をあげている時はとてもかっこいいです。父のいたいはまだみつかりません。はやくみつかってほしいです。僕は父のように、人のためになる人になりたいです。
 僕は、新しくてんこうしました。この学校で学びたいことがたくさんあります。まずはだいいちに国語をもっとべんきょうしたいです。おきょうにはむずかしいかんじがいっぱいでてきます。それを上手によめるようになるためです。
 だい二に、社会をがんばりたいです。お寺にくるお客さんがどこきたかわかりたいです。
 だい参に、体育で体をきたえたいです。僕はしんさいの時、にもつをはこぶしごとをたくさんやりました。ふっこうにひつような力しごとができるようにがんばりたいのです。でもしょうじき、がんばりたいことを一つに決められません。ひさいちのみんなのこと思うとがんばらなきゃいけないです。
 また、僕はこの学校のみんなにしんさいのぎせいしゃが多いことやひさいちの今のげんじょうをおしえてあげなきゃと思っています。そして、今のひさいちにゆうきやえがお、ぎえんきんをとどけてあげたいです。
 僕は学校で、自分にできることを一生けんめいやります。そして、高校に入ります。父のような和尚さんになるためにまけないでがんばります。

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CDさん(宮城県、中2、母をなくす)


 私は、学校生活の中で勉強だけではなく、人間関係などについても学んでいきたいです。
 勉強は将来自分が社会に貢献するためにしなければならない、大切なことです。私は将来、中学校の先生になりたいと思っています。中学校の先生は小学校のときよりも厳しさがあります。中でもR先生が私の憧れで目標にしている先生です。理由は、誰にでも平等に、真剣に叱り、授業だけでなく部活動でも丁寧に指導している姿を見て、私もこのような先生になりたいと思い、この夢を持ちました。その夢を実現させるためにも、高校、さらには大学に進学し、高い知性と教養を身につけたいと思っています。
 二つ目は自分の趣味、特技を生かすことができる吹奏楽部の活動を通して皆で団結することの素晴らしさ、上手く吹けなくても何度も繰り返す辞めない心、そして基礎練習などの小さな一歩を日々積み重ねていくことの大切さを学びたいです。
 中学生になると、以前より上下関係が厳しくなりますが、仕事をするようになれば今よりも人との付き合い方が難しくなると思います。自分の立場を考え、だれにでも優しく、そして厳しく接することを先輩や先生方の姿を見て学んでいきたいです。また、これから自分が先頭に立ち、皆をリードしなければならないとき、大勢の人をどうやってまとめればよいのか、人から信頼されるために、自分はどうすればよいのか、を学びたいです。
 学校では友だちがいるからこそ学べることがたくさんあります。これからの学校生活で自分の目標や学びたいことを見つける、これも一つの「勉強」ではないかと考えました。

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