東日本大震災こども未来基金:作文
トップ お知らせ 協力者 Q&A プレスリリース リンク 作文 メッセージ

2012年3月卒業生の手紙
(名前のアルファベットは、便宜的なもので、イニシャルなどではありません)

KHさん(宮城県、母をなくす)

 長い間の支援 本当にありがとうございました。
私は看護学校に進学することが決まり、とても希望と不安で気持ちがいっぱいです。母のような立派な看護師になれ、しっかりと患者様と向き合い、助けることができるかと、いつも思います。
 学校では、進学するのだから、きちんと学び、自分の物にしてゆきたいです。
小学校、中学校、高校とは違う分野での勉強で、今よりたくさんの時間を費やし、難しくなりますが、根負けないで、頑張りたいと思います。
 看護師の試験に合格して、勤め先は、宮城県内、もしくは石巻市内に就職したいと考えています。私たち若い世代が復興してゆき、故郷を最大限に取り戻してゆきたいのです。
(支援を受けている後輩へのメッセージ)
 まだまだ親の愛情、普通の日々が恋しく思い、その想いは、何年先へと続くでしょう。実際に私もその一人です。親をうしない、何とも言い現せない感情があり、他人を羨み、どうしてこうなってしまったのだろう、あの時こうしていれば…と私自身よく考え、実際話しを聞きました。
 悲しみ、泣きたい時はがまんせずに泣いたらいいと思います。泣き終わったら前を向き、下を見ない! だって「上」に親がいるから。
 悲しみというのは尽きないと思います。けれど自分を変えてくれるのは人と
ふれ合うことで笑顔になると思います。泣いたその何倍も笑い合って下さい。

この作文へメッセージを送る





Copyright (c) 2011 東日本大震災こども未来基金 All Rights Reserved.